最近歩きながらスマホを使う人よく見ますね. 夢中で駅のホームに落ちちゃったとかいう話題もあって,社会問題化しつつあります. そんな歩きスマホは自分の身が危険に晒されるだけではありません. みなさんの目線より50cmくらい低いところを一生懸命歩いている,子どもたちにとってもすごく危険なんです.
ご存知でしょうか? 大人は普通に歩いてても,子どもにぶつかるってパターンはすごく多いです. ただでさえ危険なのに,歩きスマホしてる大人は彼らにとっては脅威以外の何者でもありません.
そこで,iPhone 5sより搭載された M7 を利用した,歩きスマホを警告するライブラリ Stop-Walking-iPhone をリリースしました.
yashigani/Stop-Walking-iPhone · GitHub
アプリこのライブラリを組み込めば,あなたのユーザが歩きスマホで子どもを傷つける機会を減らすことができます.
使い方
自分でDLしてくる他,CocoaPodsでもインストールできます. 有効にするにはたった一行加えるだけ.
[SWIManager.sharedManager start];
どうです?異様に簡単でしょう? 組み込むと歩いている状態を検知するとこのようなワーニングが表示されるようになります.
なにもないところをタップしたり,画面をフリックするとワーニングを消すことができます.
実装
M7やiOS 7で新しく追加されたUIKit Dynamicsを使ったものになっています. 短いコードですので,それらのサンプルコードとしてもご利用いただけると思います.
デザイン
デフォルトではかわいいアイコンが6種類添付されており,ランダムで表示されるようになっています.
このアイコンは,子どもを守るというコンセプトに共感してくれた,@hiro_chinがデザインしてくれました. とてもいいアイコンで気にいっています. 冒頭のイメージ画像も彼のデザインです.
なお,最高のデザインしてくれた@hiro_chinが書いたこちらの書籍は大好評販売中です.
iOS 7デザインスタンダード 最新のフラットデザインに対応-iPhoneに最適なUI・UXを徹底的に解説!
- 作者: 荻野博章,丸山弘詩
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2013/11/22
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単純にデザインの話だけでなく,デザイナの観点からアプリの開発に切り込んだ一冊になっています. デザイナだけでなく,エンジニアやその他のアプリ開発に関わる人に是非読んでいただきたい一冊です.
さいごに
本当はこんなライブラリは必要はなかったと思います. コードじゃなくてマナーで減らすことのできる問題ですから. ネタライブラリだと思って楽しんでもらえたら充分です.
けれども,視点を変えると気づかないようなところに危険って潜んでます. 歩きながらiPhone使うな!とは言いません. ぼくもたまにしちゃいますしね. これを通じてひとりでも多くの人が違う視点を持ってくれたら素敵だなと思います.
One more thing
デモアプリを動かしてくださった方の中にはワーニングがグリグリ動くのが気になった方もいるでしょう. その部分を切り出してライブラリ化したのがこちらです.
合わせてご利用ください!
追記
デザイナの@hiro_chinのエントリもよかったらどうぞ!