yashiganiの英傑になるまで死ねない日記

週末はマスターバイクでハイラルを走り回ります

10年ぶりに幼馴染と会ってサシ飲みする

かつてインターネットにはTwitterというサービスがあって、自分はさまざまな理由があってしばらく距離を取っていた。距離を取る手法は各種あるけど、iPhoneからアプリを削除するのが簡単で効果が高い。Twitterと距離を取るとゴミみたいな主張を目にする機会が減るので精神が安定するらしい。しらんけど。 さておき、最近は少しスタンスが変わってちょくちょく覗くようになった。というのも、Twitterには生きている人間がいて、ほとんどが知っている人間だった。あらためて気がついたけど、生きてる人間のコンテンツ力はすごい。ということで袂を分かっていた旧Twitterと急接近しているのである。

Twitter現Xを眺めていると、ゆるくつながり続けていた旧友の存在が目についた。懐かしいな〜と思いつつ、たまにリプライを送りあって絡むという生活が続いていた。そんな中、彼のビール飲みたいというツイートにリプライしたところ、飲みに行くぞということになってしまった。久しぶりすぎて何話したらええねん、と40を目前にしたオッサンがアタフタしてしまったが、まあこのまま死んだら後悔するなと思い覚悟を決めて会いに行った。 実際に会ってみると不安は杞憂で、ひたすらバカ話を続け気がついたら5時間くらい経っていた。聴いて見たら相手も同じようなことを考えていたらしい。そりゃそうだよな。にしても幼馴染というのはすごくて、こいつは俺のありとあらゆる若気の至りを知っていると思うとなんの飾りっ気もなく今の自分のことも話すことができた。

Xのおかげで久しぶりにいい体験ができた。次はカラオケに行きたい。

銃・病原菌・鉄を読んだ

昔から興味があったけど長くて大変そうと思って手をつけていなかった「銃・病原菌・鉄」。ひょんなことから上巻だけ手にいれる機会があったので読んでみたところおもしろくて一気に読んでしまった。そのまま下巻を購入して今に至る。

タイトルからは破壊的なイノベーションの話を期待するが(病原菌はイノベーションではない)これらの要素はあまり出現せず、世界を席巻したのはなぜヨーロッパ人だったのかということをその他の文化圏(要は地域や大陸)と比較しつつ考察していくという内容。こういうアプローチはおもしろいので好み。山極先生の類人猿やゴリラの話にも通じるものがある。

特に世界中に植民地を持つことになったヨーロッパと中国との対比に興味を惹かれた。同じユーラシア大陸に存在して同じような自然環境であったのになぜ中国がその位置につかなかったのか。文化的には言語は統一されているし、政治は安定している面でも有利に見えるので尚更である。結果的には統一されていることが抑止力となったというのがこの本の主張なのだが、現在の中国の台頭を見ていると思うこともある。とはいえ、この本の初版は1997年であり、当時と現在では事情が大きく違うので今の見解はまた違ったものになるかもしれない(この本は紀元前1万3000年ごろからの人類の歩みをテーマにしているので、高々30年程度の期間で何か起きるわけなかろう、という気持ちにもなる)。

ちょっと古い本なので、もしかしたら現代の研究では否定されていることもあるのかもしれないけどおすすめです。

台北旅行記

台北に3泊4日で行ってきた。自分にとっては初めての海外旅行で緊張したが、行ってみると楽しめたので記録として残す。

出発まで

とりあえずインターネットさえあればなんとかなるであろう、ということで台湾で使えるSIMカードを準備しておいた。こういうやつ。

普段からSIMロックフリーiPhoneを使っているので特に問題なく利用できたし、気にせずインターネットできるおかげでめちゃくちゃ助かった。ただひとつ問題があるとするとなぜか2泊3日の旅と勘違いしていて3日間用を購入していたこと。妻の分と2枚用意していたのでアクティベートする日を1日ずらしてテザリングを駆使することで凌いだ。とはいえ、空港やホテルでは無料Wi-Fiが飛んでいた。街中を移動するのは2〜3日目がほとんどだったので1日少ないくらいは大丈夫だったかも。 それ以外はほとんど妻任せで準備はとくにしなかった。出発の数日前から海外旅行することを思うと怖くなってナーバスな日々を過ごした。

旅行記

初日

当日ははるかで関西国際空港まで移動、出国といたって普通な行程。入国審査で「mokuteki」と聞かれても*1返事できるように身構えていたけど何も聞かれなかった。拍子抜けしてたらあっという間に桃園国際空港に到着した。

タクシーでホテルまで移動するが、びっくりするくらい運転が荒い。どう考えても時速100kmの車間距離じゃない。「これが外国か〜」と感慨深い気持ちになる。Duolingoで学んだ「Can I pay with credit card?」のフレーズが炸裂!スマートに支払いを済ますつもりだったが、おっちゃんのハンディ端末がなかなか立ち上がらずモタモタする。

そしてチェックインに成功。ほっと一息してテレビをつけてみたらフリーレンにお出迎えされた。日本語を喋っているけど、字幕が繁体字なのでここは台湾。

ふとテレビをつけたら葬送のフリーレンが放送されてた

その後、適当に調べて見つけた近所の飲食店で最初の食事をする。

maps.app.goo.gl

今見たら朝食レストランって書いてた……。外国人観光客ウェルカムという雰囲気ではなかったけどなんとか注文に成功してメシにありついた。

注文するところにEat Hereって書いてある
先が思いやられる……

2日目

台北のシンボル、台北101を目指す。ホテル近くの大安の駅から地下鉄に乗れば良い。切符が紙ではなくてコイン型のトークンなのが面白い。地下鉄30元くらいでどこまでも行けて便利。あと改札を出たところには8割くらいの確率でミスタードーナツがあった。

これが切符。この旅で何度もお世話になった
台北101の受付では大人4人ならこんだけや、と言われて「いやいや、大人2人と学生2人ですけど?」と返すと割引された。なんやねん。

いきなりですが自撮り失礼します

タワーを降りて地下のフードコートで食事。適当に辛そうなやつを頼んだ。見慣れない茶色い物体が美味しかったがなんなのかわからない。あとでメニューを見直したら鴨の血を固めた豆腐のようだった。血液うまいな。

地下鉄で大安まで戻り忠孝復興からバスで九份に。バスは1時間半くらいの道のりだし高速にも乗るのに100元しかかからない。 九份は観光客だらけ。商店の数がすごくて、宮島を圧縮して立体的にした、みたいな感じだった。霧がすごくてなんもわからんかったので混む前に退散することにした。

天気が悪い。夜は雰囲気がいいらしい

バス停に戻るとちょうど帰りのバスが出たところであーっとか言いながら指差してると、急に扉が開きおっちゃんに「コー!コー!コー!」と捲し立てられる。とりあえず乗せてくれるみたいなので飛び乗った。このへんのおおらかな感じはいいですね。運転はめちゃくちゃ荒かったけど。 九份から帰りのバスは夜市に行くために松山(Songshan)で下車。ここでid:SongmuはてなIDが本名の「松木」の中国語読みであるということをふと思い出す。あれ?これでは?そういや、今朝乗った地下鉄は象山(Xiangshan)行きだったよな、山はshanなの?あれ?と急にコネクティングドッツして地名に対する親近感が急に上がる。この辺りから中国語を目にするのがめちゃくちゃ楽しくなってきた。ありがとう、ソンムーさん。

松山駅からは徒歩で饒河街観光夜市へ。

入り口付近の雰囲気がすごい

夜市では屋台に突撃。当然のようにメニューはないし指差しで注文することもできず困ったがなんとか注文に成功。牛肉麺臭豆腐とモツを炊いたやつを食べることができた。支払いしようとするも、屋台を手伝っている中学生くらいのあんちゃんが何と言ったかわからず、How much?と聞いてみるも英語がわからないようでアワアワしていたら横から「340円」と同席していたご婦人に助けてもらえた。謝謝。

牛肉麺臭豆腐とモツを炊いたやつ
行き当たりばったりな体験をたくさんできた1日だった。

3日目

ちょいいいものも食べてみようということで近くのそごうにある中華料理店に。なんか全体的に高かった。おいしいのはおいしいけど、屋台で適当に頼むほうがおもしろくて体験が良かった。 ここから本当は国立故宮博物院に行きたかったけど休館日だったので龍山寺(Longshan Temple)に行くことに。はい、山はshanですね。龍山寺のあたりは下町?なのか雰囲気が全然違った。駅前公園っぽいところにめっちゃ人がいておっちゃん達が将棋みたいなボードゲームに興じている。雰囲気良かったのでもっと眺めれば良かったけどそこまで勇気が出なかった。寺はこんな感じ。

派手でめでたい感じ

そこから台北の渋谷こと西門(Ximen)へ。渋谷というか原宿みたいなかんじなのでは?行ったことないけど。

駅の看板はそこから乗れる路線の色になっている

路線表を見てたら北門(Beimen)と東門(Dongmen)はあったが、南門はなかった。きっと最弱なんだろう。そういえば台北はTaipeiだけど、北門はPeimenじゃないんだな〜。北京もBeingなので台北が特殊なのかなあ。

夜は寧夏夜市へ。早めに着いたこともあって影も形もなかった。昨日の良いちでは気が付かなかったが、なんと夜市は夜にだけ姿を現すのである!

奥に見える建物は小学校

ちょいちょい屋台で食べ物をつまみつつ疲れ切っていたので早めに帰る。まだ少し腹に余裕があったので、大安からホテルまでの帰り道になんか買ってみるか!とチャレンジする。ここまできたらもう怖いものなどない。魯肉飯とよくわからない鶏の炊いたやつのっけ丼を購入した(うまかった)。

最終日

そして帰国の途につく。帰りはホテルから桃園国際空港までタクシーで移動。行きのタクシーと違ってめちゃくちゃ快適な運転だった。得意のクレジットカードで払おうと試みるが、アメックスは使えないと!仕方ないのでVISAのカードで払おうとするも、コンタクトレスじゃないと無理と……残りのキャッシュでは足りない、詰んだ……と思ったが、おっちゃんのスマホの画面にはApple Payのマークが。おかげでなんとか支払いを済ますことができた。ありがとう、ジョブズ、クック、そしてドライバーのおっちゃんことファンさん。

桃園国際空港は関空より楽しげだし綺麗でいい感じだった。心残りだったマクドをゲット。

空港でマクド食べた

機内ではホテルでDLしておいたジャンプを読む。今週のワンピースもすごくない?と喜んでいたら五老星の文字がふと目に留まった。これはたぶん「ウーラオシン」と読むんだろうな。いや、ギア5に覚醒した俺にはもうそうとしか読めない。 日本に着いたら普通にはるかに乗って帰った。寒いけど日本語が通じるし最高。

まとめ

  • インターネットは必須。死んでもiPhoneは持っていくこと
  • 現地の言葉を少しくらい学んでから行くと良さそう。頻出ワードや数字の数え方くらいはわかっているとよいと思う
  • 漢字圏への旅行だと書いてあることの意味がだんだんわかってくるのが楽しい
    • 自分が染まっていくのがわかって楽しい

おまけ

撮った写真をぺたぺた貼ります。

とにかくスクーターが多い
交差点に専用ゾーンがあるくらいスクーターが多い。1/3くらいEVだった(音もだけどナンバープレートに「電動車」と書いてある)。信号が変わるときはマリオカートになりがち。2人乗りも多かった(写真には3人乗りと4人乗りが写り込んでいるぞ!)。

歩行者用信号はアニメーションする
信号には残り時間が表示されるので黄色がなかった。歩行者用信号がかわいくて青の時にアニメーションする。

いたるところにシェアサイクルとシェア傘がある

歩道は半分くらいビルの1F部分になっているところが多い
雨が多いからか歩道には屋根があるところが多い。防空シェルターは日本では見かけない。

ビルに緑が多い。木に乗っ取られているのもあった
やたらとベランダに緑が多いんだけど何か法律でもあるのかなあ。中には乗っ取られかけているのもあった。古めのビルと植物が組み合わさっているのはいいと思う。

札幌と新宿を見つけて大喜び
サツドラは札幌のドラッグストアチェーンらしい。チェーン店はかなり多くて吉野家すき家モスバーガーなんかがあった。コンビニもやたら多くて200mおきくらいにファミマかセブイレがある。
日本食の店舗も多い
日本食も人気らしい。ラーメン店も数多く見かけた。そういえば駅ではボカロ曲やJ-POPも流れていた(ボカロ曲はなんだったかわからなかったけど、J-POPはあいみょん星野源だった)。

路地は雰囲気ある感じ
少し路地に入ると雰囲気が変わる。ねこちゃんや雑な配線が見れる。

海外に行くのめちゃくちゃ怖かったけど、行ってみたらまあなんとかなった。今までは言葉が伝わらなくて最悪そう、銃で撃たれたら最悪そう、くらいのイメージしかなかったのでなんか怖いという印象だった。大変だけどいい体験ができたのでまた行くことになると思う。

GW日記

同僚の評判がすこぶる良かったし、ちょうどよくGWの休みがあったので一気に遊んだ。買ってすぐにGWセールになっていて幸先悪かったけどめっちゃいいゲームだった。アドベンチャーゲームはあまり遊ばないジャンルだし、ホラーなんか普段は全く手に取らないのでかなり新鮮。ちゃんとADVで遊ぶのは久しぶりで、覚えている限りでは最後にやったのはAIRじゃないだろうか………

怖いの嫌だなーと思っていたけど、最初の呪影が出てくるときの演出でびっくりしたくらいでそれほどホラー要素が強いというわけではなくて助かった。それより、ミステリー要素が強くてどんどん引き込まれる感じ。点と点が繋がった時が気持ちよくて一気に遊ぶのがおすすめ。墨田区が舞台というのもよかった。物語の舞台を感じさせる作品が好きなので漏れなく心を掴まれてしまった。 クリアまではちょうど10時間程度なので2日あれば終わるという感じのほどよいボリュームでした。まだGWの休みになにするか決めてない人は全員買ってください。

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