業績とか成長曲線とかスタイルは似ていると思うけど，ついている客とそれをどう扱うか，ということが180°くらい違うと思う．
Appleは最高にcoolなproductを提供し続けることでファンをとらえ続けている．
つまりAppleの客の多くは麻薬中毒者みたいなもんで，少々邪見に扱われようが“Appleマンセー”“We love Jobs”で他のメーカの製品に浮気することなくApple productについていく．
しかし，任天堂は違う．
任天堂の客の多くはゲーム好きで任天堂の製品だから使っているわけではない．
当然“PS3のほうがいい”と感じればPS3を使うだろうし，アイマスがしたけりゃXboxを買う．
であるからこそ任天堂は必要以上に客にそっぽを向かれることを恐れているし，そのことをゲーム業界で一番よく考えている会社でもある．
なので，新型PS3に対して任天堂はなんらかの対策を打たないと全部持ってかれんじゃねーかなあと思う．
PS3はあの価格でブルーレイが見れるというだけでも十分魅力的だし，そこからゲームに顧客を移動させるような魅力的なソフトを出すことができればまだまだ客を開拓できる．
一方Wiiは新規の客を刈り取りきった感もあるしそろそろ“新たななにか”が必要ではないか．
そのなにかが値下げなら，任天堂終わったな，って思う．
